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不惜身命
勝守り
仏縁
受け止め方
業
心の荷物
諸行無常
助け合いの精神
心磨きの行
煩悩即菩提
因果応報
臨終を習う
不器用
いい人
無上道
菩提心
矢のはしることは弓の力
人の縁なくして人生なし
智目行足
少欲知足
苦を乗り越え仏になる
普通でいること
幸せになるには
我を捨てよ
桜の花のように
バランス
心を満たす言霊
仏心は親心
出会いの力
人生への投資
物事の見方
心の洗濯
エゴイズム
できること
共にある幸せ
心に刻むこと
生きる力
因縁
口は災いのもと
仏様のまばたき
ありがとう
十人十色
WIN WIN
長所と短所
オンリーワン
損して得とれ
それぞれの道
中道
信行
報恩感謝
いただいた命
菩薩行
感応道交
地獄と仏界
仏知見
方便
異体同心
おかげさま
無明と光明
良心
増上慢
平等大慧
精進
一期一会
一心合掌
信仰心
六根清浄
苦と楽
善行の徳
安楽行
心
煩悩
感謝
宝
袖触れ合うも他生の縁
ご先祖様
変化の人
お釈迦様の最後の言葉
仏の種
人生とは
善知識
荒行
常照山 日體寺(日体寺)京都清水坂
〒605−0862 京都市東山区清水四丁目151
TEL:075−561−1248(9:00〜17:30)
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拝み合う心の巻

拝み合う心の巻

拝み合うとは、人と人がお互いを拝み合うというお話です。

法華経の中に常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)という仏様がおられます。
この方は修行の中で、出会う人全てに「私はあなたを敬い、決して軽んじたりはいたしません。なぜならあなたは菩薩行をして、仏になられる方だからです」と言って手を合わせ、拝んでおられました。

人々からは変わり者だと思われて、時には拝まれて怒りだす人もいました。
しかし、何を言われても丁寧に合掌礼拝をして「あなたは仏になられます」と同じ言葉を繰り返されました。

やがて、それが人々の心に伝わり、本当の修行者だと理解されるようになったのです。
これはいったいどういう事かと申しますと、人の心の中にある、仏に成る元である仏性を拝んでおられたのです。

仏様の救いというのは亡くなって、他の世界に行って救われるというのではなく、たくさんの苦しみがあるこの娑婆世界で、一生懸命生きぬいて修行を積むことに価値があって、お釈迦様の教えの中にこそ、救いの世界があることを示されたのです。

常不軽菩薩は修行で、人々の苦しみや憎しみが無くなり、互いに幸せが来るように菩薩行を実践し、今を生きる人に対して仏性に目覚め、仏に成ることを願われました。

仏に成ることを成仏と言います。
仏とは世の中の真理に目覚めて、心は何にも乱されないで智慧を活かし、人々の苦しみや悩みを除いていこうとする人のことです。

亡くなられた人が成仏して、私達を見守って下さることと同じなのですが、実は生きている私達が、この世において志すことでもあるのです。

人と人がお互いに敬い、その人の良いところを見ることができれば、心は次第に豊かになっていきます。
何事も他人事ではありません。

人の苦しみも自分の苦しみと受け止め、自分のできる範囲でいいので力を貸していただければ、それも立派な菩薩行です。

人に感謝、人からも感謝の心が、拝み合う心ではないでしょうか?
お互いに拝み合う心を忘れずに、仏に成る道を共に進んで参りましょう。

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